「社員の心に火をつける対話——“斜めの関係”が組織を変える」

会社名     株式会社MAGAM

インタビュイー 代表取締役 福永祐大

◼︎基本情報

本社所在地  東京都渋谷区広尾5-4-12 大成綱機ビル5F

◼︎事業内容

・「MAGMA RESORT」運営

・キッズキャンプ「MAGMA CAMP」

・法人向け研修「MAGMA DEVELOP」

・学生コミュニティ「MAGMA LABO」

 

一人一人の想いを引き出す対話の力

(福永さん)

1週間前にも来てくださいましたよね。
前回マグマリゾートでの社員に対してオープンクエスチョンで話していただいてすごくありがたかったです。
自分も話しやすいキャラとは言え、社長という立場上、話しにくいこともあるのかなと。

 

(岡村)

そうですね。

社長って距離感があったりだとか、社内で評価を決める立場でもあったりだとか。

本当にこういうことを言っていいのかなみたいなところで、どうしても顔色を見られてしまうという風には言われますよね。

 

(福永さん)

ありますあります。確かに自分が言ったら白黒ついちゃう。
それに関して、斜めの関係から話してくださったのはありがたかったです。

それに加えてありがたいなと思ったのは、ちゃんとマインドセットしてくださること。
ただ雑談を聞いてそうだよねって言うんじゃなくて、帰ってくる時には顔つきが明るくなって、「ちょっと頑張ります!」、「僕がマグマを変えていきます!」と発言が変わっていました。

あれはどうやっているんですか?

 

(岡村)

元々の経緯として、企業さん向けに研修をやってほしいというお話しがあったんです。
でも、その会社のことをわからない人が研修しても、社員さんが求めてるものと違うものになってしまうと思ったんです。

今回も研修で何しようかと考えていたんですが、やっぱり考えるよりも感じることが大切かなと思っています。 

そこで社員さんからお話しを伺う機会にしてみたら、オープンマインドで話してくださるみたいなところがありました。
1人1人が将来どういうことをしたいのか、会社にとってどういうビジョンを描きたいのか、その方自身がどういうことに今悩んでるのかを深掘りする。

そして、描いている将来のためにどんなステップを積んでいくのかといった1人1人のマイルストーンみたいなものを一緒に決めさせてもらったんです。
そうすると経営者になりたいんだったら今こういうことが必要だねと1人1人の目標設定が出来ます。
 

 

任せる・信頼する組織へ

(福永さん)

なるほど、そういうことをやってくださってたんですね。
僕もそれで気づいたのは、もっとみんなを期待しないといけないんだなっていうこと。これまでは期待が足りなかったなと。

社長にどんどん発言したらどうかと提案くださったと思うんですが、あれから本当にどんどん言ってくれるんです。

 

(岡村)

そうなんですよ、やっぱり社長って忙しいと思うんです。
だからこそ、時に社員さんが自分から社長の忙しい仕事の、例えば経理なのか財務なのか人事なのかを自分で巻き取りますよと言ってもいいと思うんです。

その時に自分なりの意見や考えを提案しながら取り組んでくれたら、社長としても嬉しいはずなんです。

社長に進言する社員ってなかなかいないと思うんです。

でも社員さんから意見をもらえると、社長もありがたい部分もあります。

新しいことや未来のこと、次の拠点を出すとき、地域事業のことなど考える時間を増やせると思うんです。

社員さんに対しても、任せる、安心する、信頼するってところは有意味だと思います。
そのために社員さんが自分の理想も含めて社長に進言して、社長も社員さんの意見を組むスタンスで仕事をする。

お互いのことを受け入れるスタンスで一緒に働けると良いですよね。

 

(福永さん)

本当に、おっしゃる通りだなと思います。

社員が社長の顔を伺うのと同様に私も社員の顔色を伺うことがあって。

社員の顔色を伺って、これは任せても大丈夫かなとか、逆に今大変そうだしパンクしてそうとか。

変に期待をしなくなってしまったり、任せすぎて悪い方向に進んでしまうことを考えて結局自分でやってしまったりします。

でも相手から言ってくれると、じゃあ1回やってみてと言いやすいので成長にも繋がると思っています。

だからといって私が社員に、積極的に意見してねと言うと、またそれは違った捉え方をされてしまうじゃないですか。

同じ発言をしていても、斜めの関係でいていただけることはありがたいです。

岡村さんにとっても、ただ斜めの関係があるというよりは、プラスアルファで返していきたいと思っています。

 

(岡村)

日本、もしくは世界は学校や入試など、点数主義だと思うんです。
点数主義だとその人の個性がなくなってしまうんです。
その人の可能性を引き出してあげて、仕事でも生かしてあげられたらすごく良い。

 

(福永さん)
なるほど。今後もいろんな会社さんに同様の価値提供をしていくんですか?

 

 

(岡村)
そうですね。

特にスタートアップの1人社長とかオーナーさんだと、社長1人で悩むことがあると思うんですよね。
そういう時に、外部の人の存在は必要だとおもいます。

 

(福永さん)
うん。これだけ親身になってくださる方ってほとんどいないと思います。

 

(岡村)
そうですね。

マーケティングやセールスの伴走だけでなく、一緒に企画するとか、幅広くご支援できるようにやらせていただいています!

 

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