酒粕アップサイクルに挑むベンチャー企業の課題と、伴走パートナーがもたらした「地元とのご縁」
酒粕アップサイクルに挑むベンチャー企業の課題と、伴走パートナーがもたらした「地元とのご縁」
今回お話を伺ったのは、株式会社1684の代表取締役・古川恵美さん。学生時代から某夢の国でアルバイトを始め、大学卒業後もそのまま15年間勤務。アルバイトスタッフの採用教育やマニュアル作成など、管理側の仕事に従事されていました。その後、ベンチャーのエステサロン運営会社に転職し、スタッフから店長、そして全国13店舗を展開する会社の事業部長(ナンバー2)まで登りつめた経歴の持ち主です。
現在は、岩手県の老舗酒蔵「吾妻嶺酒造店」の酒粕をアップサイクルしたスキンケアブランドを展開。2025年度には経済産業省主催「Giraffes Japan RED TOHOKU」のファイナリスト10名に選出され、2025年度のグッドデザイン賞も受賞されています。東京を拠点に活動しながら、地元岩手とのご縁を大切にする古川さん。ダイレクトヒューマンマーケティング代表の岡村さんとの出会いが、事業にどんな変化をもたらしたのでしょうか。
Q1. 貴社の事業内容を簡単に教えてください

— 創業は2024年10月で、社名の由来は岩手県最古の酒蔵「吾妻嶺酒造店」の創業年である1684年から取っています。
現在のメイン事業としては、吾妻嶺酒蔵店から出る酒粕をアップサイクルしたスキンケア商品の開発・販売をしています。酒粕は、酒造りの過程で生まれる副産物で、多くの場合は廃棄されているものです。それを再活用することで、廃棄物を減らすとともに、酒粕を使ったスキンケアで特に女性の方に日本酒の新しいたしなみ方をご提示することで、日本の伝統文化である日本酒文化を盛り上げていきたいと考えています。
今後はスキンケアだけでなく、同じように酒粕を活用したいと考えている他の酒蔵さんの支援もしていきたいと考えています。実際に商品はつくったけど、お酒と一緒にイベントで販売する以外の販路がないという酒蔵さんのお話も伺ったことがあり、個人的にもったいないなと感じたりもしているので。
Q2. 主にどのようなお客様を対象にされていますか?

—化粧品としては、20代から40代の女性をターゲットに開発をしましたが、実際に販売してみると、60代、70代の方にもお喜びいただけており、学生のお子様と一緒に使っていますというお話や、ご夫婦で使っていらっしゃるというお話も聞くようになり、大変ありがたく感じています。
今の販路のメインは通販で、toC向けに販売しています。加えて、地元岩手のトリートメントサロンやホテル、サウナなどに卸しています。
今後は東京で手に取ってお試しいただけるような展開も予定しています。春頃からお取り扱いいただけるように、今打ち合わせを進めているところです!
Q3. ダイレクトヒューマンマーケティングを導入する前、どのような課題・悩みがありましたか?それはどのように業務に影響していましたか?
— 私自身が岩手に地縁がないことが大きな課題でした。逆に地縁がないからこそフラットに事業をすすめられるメリットもありますが、地元の方との繋がりを作るのがなかなか難しかったんです。
そもそも入り込むきっかけがないと、地方では人脈作りが難しい部分もあるなと感じました。知名度のないベンチャー企業で、さらに私は東京にいながら岩手の会社を経営しているので、岩手での繋がりが少なかったんですよね。
リード先を取っていくことや、売上を立てる時のファーストタッチをどう産み出すかが課題でした。
Q4. 数あるサービスの中から、当社のサービスを選んだ理由・決め手を教えてください
—岩手ご出身だということで、私の悩んでいた「地元へのご縁」の第一歩になっていただけたら…と思ったところはまずありますね。
あとは、これは以外と皆さんあんまり意識しないところかもしれないんですが、岡村さん、めちゃくちゃレスポンスが早いんです!(笑) これって本当に大事なことだと思います。
逆に「寝てるんだろうか?」って心配になるくらいなんですけど(笑)不安なことや困ったことがあった時にポンって返してくれる速度が早いのって、すごくありがたいんですよね。
誰かに並走してもらおうって思った時、普通は経歴や経験を見ると思うんです。レスが早いかどうかということについては、正直あんまり考えたことなかったんですけど、実際に経験してみると「レスが早いって素敵だな」って思えるぐらいの爆速なんです。
ベンチャーってスピード感が大事だと思うので、本気で爆速で成長したい、ガムシャラにやって伸ばしたいって思っているような方だと、すごくマッチしやすいと思います!
Q5. 実際にどのような形でサービスを活用されていますか?
— できたばかりのブランドにはありがちの悩みかもしれませんが、知名度がないブランドなので、「知っていただく」段階としてピッチコンテストなどに出て、新しくて面白いことをしている企業があるんだってお伝えすることが重要だと考えています。
そのためのピッチイベントや企業家同士の交流会など、イベント系のご紹介をたくさんいただいています。岡村さんは人と人とのつながりを大切に活動されている方なので、弊社に合いそうなものがあると「出てみませんか?」「これ出たらプラスになると思うんですけど」って声をかけてくださるんです。
今は海外展開も考えていて、特に台湾との繋がりを作りたいと思っているんですけど、そのあたりの人脈も岡村さんからご紹介をいただいたりもしています。そういった人との繋がりを作るっていうところで、本当に助けていただいていると実感しています。
Q6. サポート体制や担当者とのやり取りで印象的だった点があれば教えてください
—最近印象的だったエピソードがあります。私と弊社メンバーの高橋と2人で「お正月に事業の壁打ちをしよう」って話してたら、岡村さんが「僕も暇だから行きます」って来てくれたんです(笑)
それで3人でコワーキングスペースで、ここまでの事業の振り返りとか「今年どういう風にブランドを持っていったらいいんだろう?」というような深い話をする時間を持ちました。元旦に(笑) 普段の会議だと30分で終わりなど、時間が限られてしまうところを、元旦だから会議や電話なども少ないので、ラフな感じでじっくり振り返る時間を持てたんです。
こんな風に並走してくれる人ってなかなかいないんじゃないかなって。
「コンサル」って言うと上から言われちゃうのかな、などというイメージがあるかもしれないんですけど、岡村さんはすごくフラットにお付き合いいただけるんです。めちゃめちゃギバーなんだろうなって思いますし、ギバーの人に並走してもらった方が、特に経験の少ないベンチャーは学ぶことや吸収できることが多いと思います。
Q7. 導入後、どのような変化・成果を感じていますか?
— イベントや交流会への参加が会社として増えているので、そこからのご縁の広がりを実感しています。
例えば、イベントで出会った方から具体的な事業のご紹介をいただいたり、実際に一緒にビジネスを進めるきっかけになったり。知名度がない段階のベンチャー企業にとって、こういう「知ってもらう」「繋がりを作る」っていうファーストステップは本当に重要なんです。
そういう意味で、人とのご縁を作るところは本当に助けていただいているなと感じています。
Q8. 今後の貴社の事業展望や、マーケティング面でのチャレンジもあればぜひ

— 今は1アイテムしか商品がないのですが、今年商品が増える予定です。そうすると客単価が上がるので、しっかり認知度を上げて売上を伸ばすっていうのが今年絶対にやらなければならないミッションになってきます。
リードの確保なのか、知名度を上げるためのコンテストやご縁づくりなのか、色々できることはあると思うんですけど、そこを岡村さんにもご相談しながら進めていきたいです。
スキンケアである程度成功体験を積んだ後は、事業を広げたいと思っています。他の酒蔵さんで酒粕の活用をやりたいけどどうしたらいいか分からないとか、商品は作ったのに販路が限定的だという酒蔵さんのお話も伺っていますので、そういう方たちの売上が増えるお手伝いをしたいと思っています。今、米不足で日本酒業界はものすごく厳しい状況にありますが、もしかしたらここからが岡村さんの真骨頂なのかなとも思っているんです。BtoBのリードをガツガツ取ってきてくださったり、繋いでいただいたりっていうところで活躍していただく場所なんじゃないかなと思っています。
早くそういう風に持っていけるように、まずは今年はスキンケアの事業で、ある程度皆さんから信頼して買っていただけるような環境作りが目標です!
Q9. 同じような課題を抱えている企業に向けて、導入を検討する際のアドバイスやメッセージがあればお願いします
— 「やってやるぞ!」っていう勢いのある方に、本当にフラットな立場で並走してくださる方だと思います。
近い距離で並走してくださるような方を求めているっていう企業さんは、ものすごくマッチすると思うので、ぜひ一緒に成長していく仲間が増えたら嬉しいなと思います!
特にベンチャーでスピード感を持って成長したいって本気で思っている方には、本当におすすめです。レスポンスの速さ、豊富な人脈、そしてギバーの精神。この3つが揃っている方ってなかなかいないと思うので、ぜひ岡村さんへご相談ください!
◼︎取材にご参加いただきありがとうございました◼︎
株式会社1684:https://1684.jp/
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