営業代行とBPO、何が違う?——“前金ビジネス”に注意せよ

執筆:岡村孝和(株式会社ダイレクトヒューマンマーケティング 代表取締役)
「営業代行とBPO、何が違うんですか?」
これは、僕がよく聞かれる質問のひとつです。
実はこの2つ、目的も契約形態も、まったく違うんです。
違いを知らずに契約してしまうと…
「前金だけ払って、成果がゼロだった」
なんて悲劇、実際にたくさん起きています。
■ ざっくり違いをまとめると
項目 | 営業代行 | BPO(営業支援型) |
---|---|---|
目的 | 商談や成約の“実行代行” | 営業プロセスの“設計・構築・運用” |
成果責任 | 商談数や受注など | 業務KPIやプロセス改善 |
関わり方 | 受託的/短期的 | 並走型/中長期的 |
契約形態 | 固定+成果報酬が多い | 固定 or 業務KPI連動(前金なしも可) |
管理体制 | 担当者に属人化しがち | チーム体制・改善PDCAあり |
■ 営業代行で“前金だけ消える”パターン、なぜ起きる?
営業代行会社の中には、
「初期費用100万円+固定報酬」といった高額前金型モデルも多い。
もちろん、実力ある会社もあります。
でも、仕組みがないまま突撃営業だけして終わるケースも珍しくない。
たとえば、
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ターゲットが曖昧なままテレアポ
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トークスクリプトも共有なし
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実働レポートも曖昧
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受注ゼロ、でも契約満了
こうなってからでは、後戻りできません。
■ 僕たちが大事にしていること
僕たちのBPO支援では、まず仕組みを整えることから始めます。
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誰に売るか(ターゲティング)
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何をどう伝えるか(セールスメッセージ設計)
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どこから売るか(チャネル選定)
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誰がやっても成果が出る仕組み(型化)
そして実行と改善を繰り返す。
BPOは、“売れる仕組み”を外注する選択肢なんです。
■ こんな会社は注意
営業代行会社を選ぶときは、以下をチェックしてください。
✅ 初期費用が高すぎないか?
✅ 具体的な実働内容を事前に開示してくれるか?
✅ 過去の実績や体制をきちんと説明してくれるか?
✅ KPIに対する責任の範囲を明確にしているか?
✅ 「相性が合わなければ、解約可能」な柔軟性があるか?
■ 最後に
BPOも営業代行も、使い方次第で最強の成長ドライバーになります。
ただ、社長の時間も、資金も有限です。
だからこそ、**「成果に近い外注」**に投資してほしい。
僕たちは、あなたの会社の「営業の再現性」を一緒につくります。
その第一歩として、無料相談だけでも、お気軽に。