CSの成果指標|満足度を“見える化”する3つの代表指標

CS(カスタマーサポート)業務の質は感覚ではなく、数値(KPI)で定量的に管理・改善することが重要です。以下は、主要なCS成果指標です。
✅ 1. CSAT(Customer Satisfaction Score)|顧客満足度
最も基本的な指標で、「今回の対応にどれくらい満足しましたか?」という質問に対する5段階評価(または10段階)で集計します。
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メリット:シンプル・導入が容易・直近の体験を反映
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集計方法:満足したと回答した割合(例:4・5を選んだ割合)
例:「この問い合わせの対応は満足でしたか?」(1〜5段階で評価)
✅ 2. NPS(Net Promoter Score)|推奨度
「このサービスを友人・同僚に勧めますか?」という質問に対する顧客のロイヤリティを測る指標。
0〜10点のスコアで回答してもらい、以下のように分類します。
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9〜10点:推奨者(Promoter)
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7〜8点:中立者(Passive)
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0〜6点:批判者(Detractor)
NPS = 推奨者の割合 − 批判者の割合
高いNPSを維持できている企業は、解約率が低く口コミ紹介も多い傾向があります。
✅ 3. 対応満足度(Response Satisfaction)
オペレーターやチャットボットなど、実際の“対応品質”に対する評価です。
CSATが「体験全体の評価」なのに対し、こちらは担当者・回答の明確さ・速度などに着目します。
例:「担当者の説明はわかりやすかったですか?」「返信のスピードに満足しましたか?